堀江貴文さんの最新刊です。
疑う力というタイトル通り、世の中の情報操作、マスコミに踊らされている世の中など少し考えればわかるような事についても、気づかずに誤った情報を鵜呑みにしてしまっている人が多数いると思います。
ここ最近のバイトテロ問題。カルロスゴーンの逮捕問題。
バイトテロについては、誰にも迷惑をかけていないものについても過激に報道される。
カルロスゴーンについては、まだ罪が確定していないにも関わらず、メディアの報道によって「悪者」と皆さん思っているはずです。そもそもなぜ捕まったのかわかっていない人も多いのではないでしょうか。
堀江さん自体がメディアの標的にされやすいので、自身の経験も踏まえ世の中の「常識」と思われていることについて、切り込んでいる内容です。嘘を嘘と見抜けないものは、いつまでもメディアの養分です。
色いろな場所で、発言の一部が切り取られて報道されるので、過激な発言をしているように思われがちですが、発言のすべてを聞いてみると意外と理にかなっていることも多いものです。これについては、堀江さんに限った話じゃないですね。
テレビや週刊誌などは、買わせる。視聴するための資料であり、必ずしも正しい情報ではない。
というのがよくわかる内容です。
嫌われ者で斜に構えている印象が強いホリエモンですが、意外と世の中を敵に回すつもりもなく、そんなに世の中には興味がないような印象を受けます。
会社を経営している方。サラリーマンをしている方。学生さんにもお勧めの一冊です。
是非ご一読ください。