民法クイズ
1億2,000万円の財産を有するAが死亡した。Aには、配偶者はなく、子B、C、Dがおり、Bには子Eが、Cには子Fがいる、Bは相続を放棄した。また、Cは生前のAを強迫して遺言作成を妨害したため、相続人となることができない。この場合における法定相続分に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、正しいものはどれか。
- Dが4,000万円、Eが4,000万円、Fが4,000万円となる。
- Dが1億2,000万円となる。
- Dが6,000万円、Fが6,000万円となる。
- Dが6,000万円、Eが6,000万円となる。
とある資格の問題です。
よくある相続の問題ですね。ちなみに初見で私は正解できませんでした。
図にして書いてみると分かりやすいです。
正解は・・・・・
3!
解説します。
図はこちらのサイトからお借りしました。
http://宅建勉強.jp/宅建過去問h29-9/宅建の勉強をされている方は是非!
まずDさんが貰えない事はありませんね。
そんな国嫌ですよね笑
相続というのは、財産もさることながら、負債も引き継ぎます。
つまり借金1億2000万でも考え方は同じです。
借金1億2000万相続したくありませんよね
なので、相続放棄が出来ます。放棄すればその下の代には、相続の権利は及びません。
権利が及ぶと、例えば自分の祖母に借金1億2000万があったとして、親が相続を拒否した場合に、権利は孫であるあなたに及びます。
そうなってしまわないように、相続は拒否出来ます。
続いてCさんのケース。
Cさんは当然に権利を失います。ですがその下の代には関係の無い話です。
なのでFさんは相続の権利を持っています。
以上から正解は3になります。
最初勉強した時にDとFの金額が同じなのが、解せないなと思いましたが、今改めて考えてみると、やっと理解出来ました。
皆さんは相続で揉めないでくださいね~
ではまた!