(投資と読書と旅@ミニマリスト)北国からのつぶやき

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【100円のコーラを1000円で売る方法】永井孝尚

こんばんは、mzkです。

 

書評は2000文字を目安に書いていたのですが、読むのが疲れると思うので、さっと書くことにします。今回はこの本。

100円のコーラを1000円で売る方法

ビジネスとかマーケティングの基礎というか、そんなところです。

消費者側としてみるのも面白い本だと思います。

 

みんな1000円のコーラを買っている

結論を書くと、実はコーラの原価は1リットルで10円もしないと言われています。

250mlでも原価は10円とかそんなレベルでです。それがお店だと250円とかで売られたりしていますね。

1000mlで10円なら、10000ml(10リットル)で100円です。

それがお店だと350mlで200円とか、150円とかで売られていますね。原価は数円な訳です。これが理由です。

 

正直原価をみたら高いのですが、実際はこんな理由です。実に簡単。

 

誰も価格に文句はない

ドリンクの価格が100円でも原価は数円。でも価格に文句は無いですよね。何なら100円なら安いとさえ思います。

これはお店という環境で飲むコーラ。氷が入って最良の温度で提供し、美味しい料理と一緒に提供され、オシャレなグラスに入っている。もしこんな条件なら100円でも安いはずです。

それは原価にプラスして、こんなサービスが付加価値としてあるので、適正な価格なのです。

もし50円で売られていても、温度が冷たくなかったり、湯飲みで出されたりすると、サービスが低下して、不満が出るはずです。

 

原価+サービスによって、適性な価格と言えるのです。

食品の原価を考える

100円のハンバーガーの原価は40~50円とも言われています。店舗によってバラバラではありますが、原価は高いのです。

 

一方で、ポテトは原材料がジャガイモのみで、非常に安いです。これも値段の比率で言うと100円のジャガイモを揚げたてで提供するだけで、1000円や2000円で売る事が出来ます。

全員が100円のハンバーガーだけを頼むと、多少売れても固定費や人件費で赤字になります。

ですが、原価の安いポテトやドリンクを頼んでくれることによって、経営が成り立つわけです。価格設定はビジネスの基本で原価に対し、どれだけ付加価値を付けて、満足度を上げて、文句のない価格で売るかというのが、ビジネスの基本な訳です。

 

消費者側である私たちも、そんな目線で考えると、その商品が本当に得なのか、割引クーポンは本当に安いのか、判断力が養えます。

 

チェーン店の割引クーポンなんかは本当に絶妙に設定されているなと思います。

上手く損が無いように出来ていますね。たまにどう考えても赤字になるような割引もあるので、恩恵をいただいていますが。

仕事に置き換える

これを仕事に置き換えて考えましょう。上司から「資料コピーを取ってくれ」という依頼。何も考えずにコピーを取ると、その仕事には付加価値はありません。

 

それを何に使う資料なのか、カラーの方が良いのか、両面がいいのか、2アップなのか、ホチキスの止める位置は。会議に使うから、配布もした方がいいのか。

 

とかサービスをプラスすると、ただの雑務に価値が生まれます。

 

こういう思考はあらゆる分野と局面で約に立つので、是非一読をおすすめします。

メルカリでも300円とかで売られていたりするので、おすすめです。

 

つい長くなってしまいました。次回は1000文字くらいで抑えられるように頑張ります。ではまた~