【仕事ができるとはどういうことか】書評
こんばんは mzk です。「仕事が出来る」って漠然とした言葉があると思います。具体的にどのような物なのか、かみ砕いて書いてくれているのが本書です。それでは書いていきたいと思います。
センスとスキル
スキルとセンス仕事の能力を評価するときに、この言葉が用いられる事があると思います。スキルは○○が出来るようになる。といった努力によって、ある程度の向上が見込めると思います。○○が出来るようになった。というのはスキルの向上ですよね。ではセンスって何なのでしょうか。
センスの正体
本書では、センスを仕事の進め方やアプローチとして紹介しています。
例えば、センスがある人は、仕事の全体像を把握しながら仕事をしています。
自分がこの書類を作ったら、そのあとどうなるのか。
取引先に提出するのか。会議の資料なのか。などを把握して取り組みます。
一方でセンスの無い人は、「書類を作る事」だけに集中してしまい、その後の展開を予想していません。
簡単なコピーを取る仕事に対しても同じです。「カラーコピーなのか」「両面の方がいいのか」「2アップか」「ホチキス止めは必要か」などの情報を考えながら取り組みます。
不必要な事はやらない
無駄な仕事、無駄な勉強をしない事も重要です。仕事は自分がやらなければならない仕事なのか、部下に任せていいのではないか。
組織にとって有益な仕事か、自分にとって有益か。無駄な事ばかり行って、残業をしている人も多いと思います。
自分の残業代は増えるので、給料は増えると思いますが、会社としては、経費がかさむし、無駄でしかないのです。残業量=評価とする古い習慣が多いので、仕方がない側面もありますが。
センスのある人を見る
センスは盗むのが一番かも知れません。この人の仕事が早いとか、そういう人を見たらどんどん真似していきましょう。もちろん断片的でもいいと思います。
尊敬できるセンスのある人の習慣を真似てみましょう。
食事のとり方、出社時間、スケジュールの組み方、プライベート。
これの古典的なやり方が、職人の下で働く弟子であったり、カバン持ちであったりすると思います。
社長が従業員に順番に、かばん持ち(秘書業務)を経験させるという会社を聞いたことがあります。
その社長の狙いは、近くで自分のマインドや働き方を見て欲しいというものでした。その中にはセンスを学んで欲しいという部分も含まれていると思います。
具体と抽象
余談ですが「メモの魔力」にも抽象化という言葉は頻繁に使われていました。
これらは本書では、抽象的にしか考えられない人は悪い例で紹介されていました。
「これからは○○の時代」などという言葉を目にすることも多いと思います。
それを具体化、できなければ、その情報には意味がありません。
「これからはAIの時代1人間の仕事は無くなる!」という情報に対して
○○だから△△だけどロロも考えられるな。
などと必ず理由も考えましょう。必ずしもそうとは限らないなって場面が出てくる
と思います。
まとめ
センスの正体は、形になっているものでは無く、分かりにくいものです。
あの人センスがいいな~っていう感覚を持ったら、どの部分にセンスがあるのか。
自分が真似できるところは無いか考える習慣を付けましょう。
真似ているうちにセンスのある人になっているかも知れません。
以上「仕事ができる」とはどういうことか?でした~
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