2019年に金融リテラシー調査というものが行われました。投資、税金、保険、借金などについての調査です。その結果が、諸外国に比べ日本の成績は低く、日本という国が、いかに金融リテラシーが低いのかが分かりました。
アメリカ人の金融資産の株式組み入れ比率は50%を超えています。
NYダウ平均株価は2009年を基準にして、現在は5倍になっていますから、投資をしている人としていない人では、3倍近く資産に差が出来たことになります。
逆に考えれば、投資をしているかしていないかで、数100万、数1000万損をしていた事になりますね。
日本人は何故か貯金が好きです。
投資という言葉にアレルギーを示す人が多いような気がします。貯金も悪くないのですが、銀行が破綻した時1000万以上の保証があるとは限りません。知っていましたか?
もしかしたら、1000万以上の預金がある方は銀行が破綻した時、財産が減るかもしれません。
日本の預金総額は1835兆円とも言われています。日本人全員が金融リテラシーを身につけて、運用していけば、経済にも少なからず影響を与えるでしょう。日本企業の将来性は微妙ですが、成長する世界の企業に投資していけばいいのです。
当然投資にはリスクがあります。
将来的には増える確率が高いですが、ある日突然資産が半分になってしまう可能性もあります。
ただ、今までの暴落の歴史では、時間の大小はあれど必ず元に戻っています。
リスクとリターンの把握は大切です。その上で賢い運用をしていきましょう。
もちろん元本割れは嫌だ!安定的に増やしたい!という人は定期預金や国債を利用するといいと思います。元金保証で、1番自分に合った金融商品を探しましょう。ただ利率がとんでも無く低いので、増やすという観点では微妙な位置づけですね。
個人的主観ですが、働いている方や預金がある人は運用していくのが賢いかなと思うのが私の意見です。お金でお金を増やしていきましょう。
そもそも金融リテラシーが低いとどうなるのか。投資するかは別にして、知識は非常に重要です。例えば
- あまり必要ない保険に入らされてしまう。
- 家を購入する際に高いお金を払わされてしまう。
- 詐欺に遭って騙される
色んなリスクがあります。
ずっと投資を行ってこなかったばっかりに、退職金を運用しようとして、大きく損失を出してしまう。また、使い切ってしまう。そんな話もよく聞きます。
知識がないために、無駄な保険や、投資信託に騙されてしまう訳です。
過去記事でも書きましたが、銀行や保険会社の商品は基本的に、売る側が儲かる商品を販売するわけで、我々消費者側が損をすることが多いです。
その辺の問題も、金融知識が無いので、良い商品だと思ってしまい、資産を溶かしてしまう訳です。
いずれにしても金融リテラシーが低いと損する機会が多いです。
海外と比較してクレジットカードの普及率が低いのも、この辺りが影響しているのかも知れませんね。