【アウトプット大全】書評
著者である樺沢紫苑(かばさわしおん)、精神科医、作家でもある。10年連続で年2冊以上の本を書き、メルマガを13年間毎日発行し、YouTubeなどに動画を1500本以上アップしています。北海道出身でもあり、まだ日本においてスープカレーという言葉が浸透していない頃に、スープカレーのブログを運営、大人気となりました。後のスープカレーのブームを作ったと方と言ってもいいと過言ではないと思います。
そんな異色の活躍もしている方です。
先日偶然見つけました!!
皆さんは読書習慣がありますか?
ない人は、是非本を読む習慣を身に着けましょう。読書は人生を豊かにしてくれます。
ある人は、すばり質問です。
最近読んだ本の内容を説明できますか?少し考えてみてください。
難しいですね。
ですがせっかく読んだ本の内容を覚えていなければ、読んだ意味がなくなってしまいます。
読んだ直後に、「あーなるほど」と思う事は、皆さんあると思います。
しかし、どうでしょうか。そのあと内容を覚えているでしょうか。
今は最近読んだ本という内容の質問でした。
1カ月前に読んだ本。半年前に読んだ本。1年前の本。本棚にある本。・・・・
ますます内容を思い出せなくなりますね。
なぜだと思いますか??考えてみてください。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが人間の記憶は重要じゃないと判断された物はどんどん忘れていきます。「エビングハウスの忘却曲線」なんかは有名ですよね。
知らない方は是非調べてみてください。
電話番号なんかは、1度聞いただけでは覚えられませんよね?
ですが、自分の電話番号、よく使用する電話番号は覚えていると思います。
これはなぜなのでしょうか。
何度も「アウトプット」しているからです、
アウトプットしないと忘れる
人間の記憶のメカニズムを簡単に言うと
回数×印象 この積で決まります。
自分の電話番号を覚えている理由は、単純に何度も繰り返し、出てくるからです。
上記でいう回数が多いから、という訳ですね。
勉強するとき書いて覚えることがあると思います。
ひたすら漢字の書き取りをする。これは回数を増やしています。
印象という部分ではいかがでしょうか。林という字は木と木を組み合わせて~など意味が分かれば、印象の部分が強くなり、記憶に残りやすくなります。
この部分はまた、回数×印象を意識した勉強法がいくつもありますので、その時に紹介します。
辛い記憶がいつまでも忘れられないのは、強い印象が残っているからです。強いストレスや、PTSDなども、出来事の印象が強烈過ぎて、忘れられない。フラッシュバックなども、強烈な印象を受けて記憶してしまうため、逆に脳が忘れてくれないのです。
稀に天才と呼ばれ、物事すべてを記憶できる人もいます。
非常に優れた脳を持っていてうらやましいですね。
しかし、その方達の悩みとして、忘れることが出来ないと、いう事があるといいます。
全てを記憶してしまうため、脳のメモリーがいっぱいになってしまうといいます。
脳はアップデートを繰り返しながら、データが増えたり減ったりしています。
終わったテストの中身は、いらないデータとして、脳がゴミ箱に捨ててくれます。
逆に必要であれば、回数×印象になぞらえて記憶していく必要があります。
人間は忘れることにより生きていける生き物です。
忘れることが出来ないと、脳がパンクしてしまい。他の物事に支障が出てしまいます。
話は本書に戻しまして、樺沢紫苑さんは、記憶術についても多く出版されています。
本書は、その総集編のようなイメージでしょうか。
私は樺沢紫苑さんの本をほぼ全て読んできていますが、どれもおすすめできる一冊ばかりなので、是非読んで欲しいです。
というより、DaiGoさんの本の紹介でも話しましたが、たくさん本を読んでいる方は、アウトプットの技術も優れ、回数×印象を最大化させるノウハウを数多く持っています。
その方がまとめる1冊なのですから、著者の方が記憶術の本を10冊読んだとしましょう。(実際もっと多いと思いますが)
その方がまとめた1冊なのですから、この1冊には、色々なノウハウが凝縮されたものになります。樺沢先生においても同様で、動画配信、執筆などのアウトプットを繰り返して、日々知識がアップデートされています。
もちろん時間のある方は、色々な書籍を読み漁り、自分で知識をアップデートすることにより、同じ一冊から得た知識であってもより深みのあるものになると思います。
時間がなく、読書習慣が無い。という方にとっては、樺沢先生、DaiGoさん、堀江貴文さん
など、情報にたくさん触れており、その分野において知識の豊富な方の著書を読むことによって、効率的に、必要な知識を得られると考えております。
まとめ
・人間の記憶は回数×印象で決まる。
・印象の部分を最適化する方法は、アウトプットを有効に使う。
・精神科医でもあり、日々知識をアップデートしている先生が日々の中でアウトプットの方法を最大化した方法をまとめたのが本書。
せっかく読んだ本の内容を忘れてしまっては意味がないですよね。
アウトプットを有効に使って、日々知識を取り入れて、豊かな人生を送りましょう。
是非ご覧あれ!