なぜ最近の若者は突然辞めるのか。
久しぶりに本の紹介をします。
まだまだ紹介したい本、たくさんあるのですが、どうも時間が足りないです。(ただのサボり癖。)
という訳でタイトルの考察に入ります。
この本を購入するにあたり、私は多少情報を持っていました。
なぜ最近の若者は突然辞めるのか。
まず離職率に、迫りましょう。
前提として、ここ30年で3年以内に離職する人の割合です。
「最近の若者は根性がない。」
「最近の若者はすぐ辞める。」
こんな会話聞いた事ありませんか???
さぞかし近年の離職率は増えているのでしょう。
何倍くらい増えていると思いますか?
さて、問題です。
30年前と近年の離職率の推移はどうなっているでしょう。(学歴問わず)
A30年前の約5倍。
B30年前の約3倍。
C30年前の約2倍。
Dそれほど変わらない。
正解は・・・・
実はDなんです。
30年前も現在も離職率はさほど変わっていません。
なぜ
「最近の若者は根性がない。」
「最近の若者はすぐ辞める。」
という会話が生まれるのでしょうか。不思議ですよね。
私は採用活動にも関わりますが
育った時代(環境)の違い。
それぞれの時代の価値観の違い。
だと思います。
同年代でも相性の良し悪しはあると思います。
にも関わらず、世代が違うとなればなおのことです。
簡単な例だと
20代社員が
Excelだと10分で出来る表やグラフ。
一方上司のベテラン社員
これを手書きで作成している。
30分程度かかる。
としましょう。
上司が仕事のやり方まで説明し、このように作る。と説明したところで、若手社員は、Excelの方が早いと考える。
仮に若手社員が意見を出し
Excelの方が早いと伝え、上司が理解を示せば、話は早いのです。
その際に
上司サイドの心境として
「なぜ自分の意見が聞けないのか。」
「このやり方で昔からやっている。」
と考えるとしましょう。
この時点で
上司は、
「最近の若手社員はいう事を聞かない。」
一方部下は
「無能な上司。わざわざ遅い方法で仕事をする必要がない。」
そう考えるのは必然でしょう。
この局面に関しては、社会のあらゆるところで、頻繁に起こっています。
まずこんな一コマでも、「最近の若者~」が発生します。
そもそも「最近の若者~」 ですが、これに関しては
いつの時代にも発生しています。
時代は常に変化しています。
仕事のやり方も随分変わっています。
・手書きから、デジタルへ
・計算はコンピュータが
・会議はインターネットのテレビ電話
あげればキリがないですが、こんな感じです。
なので若手社員は
そもそも上司は無能。どうすれば上司に理解をしてもらえるのか。
上手な説明を考える。
ベテラン社員は
今の若者には自分たちのやり方は通用しない。
でも今の若者の文化も知る必要がある。
こんな感じでしょうか。
というより互いに譲渡し歩み寄らないと、理解しあうのは、はっきり言って無理です。
その世代、その人、よって仕事のやり方も考え方も違う。
「最近の若者~」だって、そういう傾向が強いだけで、みんなそうではありません。
古き良きを重んじるタイプの若者もいるでしょう。
一方で、デジタル機器を使いこなし、常に時代の最先端にいるベテランもいるでしょう。
結局世代により傾向はあれど、人によるんですよね。
私の経験から
私の上司 60代男性
・ホウレンソウ(報告・連絡・相談)を好む。
・同調を重んじる。
・飲ミニケーション!
・昔のやり方重視。
まだまだありますがこんな感じです。
私はそんなに仕事に強いこだわりはないので、仕える上司の色に染まるよう心がけています。
ホウレンソウに関しては、かなり細かく、「〇〇終わりました」「〇〇なんですが~」
という具合に、面倒だし、非効率的ですが、積極的に話かけています。
でも結果その上司との仕事は早く回ります。
進捗も4割くらいで相談しますが、結局上司の色に染まるので、9割、10割作って、上司の色に、手直しするより、序盤に指示を仰いだ方が、いいのです。
その方が、私の働く時間も短くなりますしね。
そのうち上司とのフィーリングも合ってきて、好みも分かってきます。
分かり合えないと壁を作ってしまっては、いつまでも上手くいきません。
もしあなたが
「絶対自分の方が正しい!」
「こんな仕事は無意味!」
と思う日もあるでしょう。
どうしても分かり合えない(無能)な上司はどこにでもいます。
簡単な話
「上司は基本的に全員無能。」
そう考えましょう。
たまに分かりあえる上司もいるでしょう。その時はラッキーってやつです。
それでも上手く行かないとき、もしくは
「お前の代わりなんていくらでもいる。」
という発言を浴びさせられること。(私のこと。実際超絶な無能。)
あるかもしれません。
私は少なくともこう考えます。
「お前の代わりもいくらでもいる。」
そして
「別の会社もいくらでもある。」
実際そうですよね。どうしても打開出来ない状態。
嫌なら、さっさと転職してしまいましょう。
離職ですが、私は全く悪いとは思いません。
しかも、離職率の中にはキャリアアップを狙った転職。
同じ職種でも、労働条件が良くなるっていうパターンもあると思います。
そんな転職でも
「最近の若者は~」とともに離職率が増えているんですよね。笑
辞める=根性無い
の文化はそろそろ終わりにしましょう。
会社側にも非は少なからずあるので、その原因を見つめなおしましょう。
同じ仕事で、労働条件がいいライバル会社
があったとしましょう。
辞めるの当然ですよね??
それを
「最近の若者~」 「根性が~」とか言ってる会社は、絶対成長しません。
さっさと見切りをつけましょう。
会社に利用されるのではなくて、
「会社を利用して給料を貰ってる」 くらいの図太さでいいと思います。
最近の若い子は真面目でいいですね。
不意に辞めたらその会社は
「なぜ最近の若者は突然辞めるのか。」
とか言い出すかもしれませんが、それはその程度の会社だったという事です。笑
私自身も採用した社員。手塩に懸けて育てた社員が、突然辞めるかもしれません。
その時は、自分自身や会社の落ち度もあることを見つめなおして、
「なぜ最近の若者は突然辞めるのか。」
真摯に考えていきます。
本の感想ほとんど書きませんでした。笑
私は、採用活動の傍ら色んな資料や、最近の傾向は勉強してきたという自負がありましたが、本書を読んで、新たな気づきを得られました。
読んで損をする内容ではないと思うので、少しでも気になれば、購入してみて下さい。そして、メルカリで売りましょう。逆にメルカリで購入するのもありです。
以上、【なぜ最近の若者は突然辞めるのか。】 でした!
書きたいネタが、無限に沸いてきます。
私ゾーンに入りました。
では、また明日です!