こんばんはmzkです。ソフトバンクでお馴染みの孫正義さん。
経営者として、結果を残し続けていく人は、どんなマインドなのか学びたくて読んでみました。それでは書いていきたいと思います。
企業家はクレイジーであるべき
これは孫さんの持論です。今まで無かった事を成しえる事が企業家のやる事である。と述べています。確かに人より、少し秀でているくらいでは、成功できず、かつ成功し続けられないのでしょう。
元appleのジョブズもそうですが、いい意味で、常軌を逸しているくらいが、ちょうどいいのかも知れません。当然ベクトルがずれていれば、何も成しえないとは思いますが、成功するには、普通と同じではだめで、クレイジーでなければならないのかもしれません。
天才たれ
孫家の教えに、「人に倣うな」と言うものがあります。例えば全くの初心者のあなたが、孫家にラーメン屋を開きたいと相談したらどう答えるでしょうか。
一般的な模範解答は、有名店に弟子入りするとか、他のお店の味を参考にするとかそんなところでしょうか。
一方で孫家の教えは「豚骨を煮ろ」です。
素人が豚骨を煮たところで、恐らく何も生まれない。まぁこれが近道なのか遠回り
なのかは、結果論になると思いますが。
人の真似をしたところで、絶対に超える事が出来ないというのが、孫さんの考え。
アスリートで言うと、イチローさん、本田圭佑さんがこのタイプでしょうか。
一方で堀江さんはどんどん真似をしろと言っています。真似をして、改良を加えて、もっと良いものを創っていこう。アイディアは誰にでもある。やったもの勝ち。という考え。
この言葉の真意としては簡単に真似できるような物では、トップにはなれないし、ちょっと超えたくらいでは、圧倒的な成功は無い。
そんな考えでしょうか。
ひと昔前にステーキブームが起こりました。ステーキけん、いきなりステーキなと
です。ですがどれも長続きしませんでした。もちろん背後要因はたくさんあると思
いますが、私は
・ステーキというそんなに難しくない料理。
・真似しやすいビジネスモデル
かなと思いました。
真似しやすい物は、簡単に真似されて、上位版が生まれるかもしれません。
ですが、独自に作り出したものは簡単に真似できません。
ラーメンにしても最初に煮る食材は、豚骨では無いかも知れません。
この考えに学べる事は、「経験値」を大事にする。という事だと思います。結果だけ知っても、失敗の過程も同じくらい大事ですよね。
1日5分の発明
孫さんは1日5分「アイデアバンク」と名付けたノートにアイデアを書いていました。
そもそもの理由は、大学の本分は勉学にあると考えて、アルバイトをしませんでした。
5分で100万稼げる方法は無いか。と考えて上記の発想にいたったらしいです。
合理的ではありますが、クレイジーでもあります。自分は昔時給1000円とかラッキーとか思っていたので、そこからセンスが違いますね。
やはり時間は何事に変えられない財産です。
「1」と「300」
この数字は従業員が「1」会社の事を考えるなら、経営者は「300」 考えないといけない。という孫さんの持論です。
経営者ならそれくらい考えなければならないという事かも知れません。実際に起業して、生き残る確率というのは、5年後が15%、10年後が10%、20年後が0.3%と言われています。
従業員が1に対し、20や30 でもかなりの数字と思いますが、300 とは驚きです。
逆に孫さんと同じくらいの熱量を注いでいる会社は成長するという指標かも知れません。起業したい人は是非参考に。
目標達成までのプロセス
東京大学合格を目指して、2浪している弟に、「戦略が足りない。」と言い、合格までのプロセスを明確に提示しました。
最後に合格するかは分からないが、誰が考えても、合格できる実力を付ける。という目標を定義し、それを達成するにはどうするか逆算すると言うもの。
まずひたすらに、参考書や問題集を買った。30分で何ページ出来るか計算し、1冊の所要時間を割り出す。
1日16時間、受験日まで5760時間として、1時間単位の年間計画を策定した。これだけでも凄いが、抜かりはない。
当然すべてを覚えられるわけでは無いので、1日に1時間を2回、週に半日、月に
1日をバッファー(予定通り終わらなかった部分を取り戻す時間)に充てた。
文字数の関係で割愛するが、他にも綿密な計画を練り、途中で修正を繰り返し、無
事に弟は東京大学へ合格。後に在学中に起業をすることとなったそうです。
当たりまえですが、目標から逆算するって大切なんですよね。
まとめ
本書は、孫さんの非凡さ、天才さ、クレイジーさが学べる1冊。その反面弟の身近
さ、私たちに近い感覚。決して超天才肌では無いものの、成功していく姿も見られ
ます。
「起業家はクレイジーでなければならない」という言葉の印象が強い。
これは堀江貴文さんも似た事を言っていた。「バカなやつが成功する。中途半端に小
利口なやつが一番ダメ」だと。
もの凄い成果を残すには、クレイジーで無ければならないのかも知れません。
才能がある人ですら、これだけ、綿密な計画を練り努力している中で、競争に勝つ
というのは、いかに難しいかが分かりました。
競合他社が出てくるようなビジネスモデルは、このような視点で見た方がいいのか
も知れませんね。
また私の投資家としてのスキルが高まった1冊でした。
以上「孫正義 事業家の精神」でした~
ではまた~。
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